青少年国際交流事業
インドネシア・豪州・UAEの高校生を日本へ招聘し、日本の高校生と1週間、日本各地を巡り交流する中でお互いの国の文化・歴史を知り、また日本への知識を深めていただきます。
インドネシア・豪州・UAEの高校生を日本へ招聘し、日本の高校生と1週間、日本各地を巡り交流する中でお互いの国の文化・歴史を知り、また日本への知識を深めていただきます。
青少年国際交流事業は、インドネシア・豪州・UAEの各国から高校生5名と引率者1名を日本へ招き、日本の高校生と約1週間、各地を巡りながら交流を深め、互いの文化・歴史に触れ、日本に関する知識を多角的に学ぶ取り組みです。
2025年度に開始した新規事業であり、訪問先に大学を組み込み最先端研究の現場に触れる機会を設けるほか、毎日議論を行い、学校訪問や地域見学を組み合わせることで、日常生活の価値観や社会課題の捉え方の違いを実感でき、多様性理解、協働する力、自律性の向上など、参加者の個人的成長が期待できる実践的プログラムです。
毎年実施している青少年国際交流事業の様子を紹介します。画像をクリックするとレポートをご覧頂けます。
鎌倉で慶應大学田中教授のリサイクルラボを訪問し、資源循環と循環経済の最新動向についてお話をうかがいました。
ラボでは、回収したプラスチック廃棄物から3Dプリンターで椅子やベンチ、展示什器などへアップサイクル。 田中先生は大阪・関西万博の日本館を担当し、約5年前から展示テーマを構想されました。 再生プラスチック製の椅子もパビリオンで実際に来場者が触れられる展示として採用されています。
その後は近隣のカヤック株式会社を訪問し、リユース可能な容器を活用した「ゴミを出さない」昼食を体験。 午後は各国1名ずつの混成チームで鎌倉の街を散策し、名所や路地を巡りながら交流を深め、一気に打ち解けました。
新幹線で鶴岡へ移動し、サイエンスパークで慶應大学 先端生命科学研究所 荒川和晴教授から素材革命を期待される人工の蜘蛛の糸について、構造や応用分野、社会実装の課題まで幅広くお話をうかがいました。
26日は「鶴岡の都市と食文化」の講義で歴史と風土を学んだ後、玉川寺へ移動。 住職の法話で座禅の作法と心構えを学び、坐禅体験。 精進料理と抹茶を堪能し、約350年の歴史を刻む庭園を拝観しました。 その後「いでは文化記念館」で修験道文化の成り立ちと信仰、自然の関わりを学習。 羽黒山の参道を歩き、国宝・五重塔を見学しました。
27日はクラゲ展示で世界的に知られる加茂水族館を見学した後、空路で東京へ戻りました。
慶應義塾ミュージアムコモンズの浮世絵企画展を訪れ、歌麿の美人画や写楽の役者絵の技法・時代背景を学習。版元や刷りの工夫、江戸の娯楽文化との関わりにも触れ、作品が担った社会的役割を理解しました。
その後、都立白鷗高校を訪問し、茶道部・和太鼓部と交流。季節の和菓子をいただき、自ら抹茶を点てる体験を行い、作法の意味を教わりました。和太鼓では全員でバチを握り、演奏に挑戦しました。校内見学では文化祭の準備が進む展示物を見て、生徒たちの創意工夫に関心が高まりました。締めくくりは浅草へ移動し、各チームで街歩き。下町の雰囲気と商店街の賑わい、歴史的建築を巡りながら交流をさらに深めました。
29日から(株)INPEXを訪問。財団奨学生のインドネシア、オーストラリアの留学生2名から、留学に至った経緯、現在の留学生活を直に聞き、生徒は大きな刺激を受けていました。その後、グループに分かれて最後の成果発表に向けて準備を行いました。
30日は北村理事長をはじめ財団関係者・奨学生の前で、各チームが日本滞在で発見したことを発表しました。引率の先生や奨学生からのコメント、北村理事長の講評と修了証をいただき、全プログラムを無事終了しました。
高校生たちは、最先端の技術から伝統文化まで幅広く体験し、国や言語を越えてチームで挑戦する力を育みました。 参加者の真剣さと笑顔が輝いた、充実の交流事業でした。